2012年3月29日木曜日

スペイン・マドリードについてのメモ 都市の構造編


・概要
名称                :Madrid
人口 population:3,269,861 (2011.1.1)
面積  area        : 604k  (60,430.8ha)
州     state       :マドリード州県 prefecture    :マドリード県
国 country        :スペイン王国

スペインの首都、州都兼県都。

参考資料
マドリード市HP


・地形
点線内側が旧市街地が広がっていた範囲。旧市街地内部にも緩やかな起伏がある。マンサナーレス川に向かって緩やかに下る。


・水系
旧市街地の南側にはマンサナーレス川が流れる。
以前は河川沿いに広幅員の高速道路が整備されていたが、近年河川沿いの道路地下化と共に大規模な公園が整備されている。




・緑地
旧市街地東側のレティーロ公園、北西のオエステ公園、西側のカサ・デ・カンポといった大規模な緑地が目立つ。
マンサナーレス川沿いやプラド通り沿いには帯状の公園が整備されている。



・街路網
旧市街地内部の街路には複雑な街路網が広がる。
点線外側に広がる整形の街路網は1860年にカルロス・マリア・デ・カストロによって計画された都市拡張計画によるもの。

計画書の中では同時期イルダフォン・セルダがバルセロナで行った都市拡張計画について言及・絶賛されており、同計画をモデルとして参照したことを表明されている。
カストロは当時人体に有害とされていた北東の風を避けるために拡張地区の街路網は東西南北方向に一致させたという。

参考資料
笹野益生「1860年マドリード拡張地区計画に表れるカルロス・マリア・デ・カストロの都市計画思想」


・路線網
市内には鉄道(下図左)、地下鉄(下図右)の路線網が整備されている。旧市街地内部の鉄道路線は地下化されている(下図左点線部分)。




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