先日訪問したニュルンベルクについてまとめたいと思います。
まずは都市構造編から彡
広域的な視点から
ニュルンベルクの旧市街地は画像中央に示した円に収まる範囲です。
市内を囲む城壁が比較的保存されており、環状の公園・遊歩道として利用されていました。
ニュルンベルクの中心市街地には東西を横切るペグニッツ川が流れています。
画像右下に示したのはナチス党大会が行われていた場所。
党大会のために作られた巨大な大会議事堂が、
現在では大戦時の写真や映像を展示するドキュメントセンター、通称ドク・ツェントルムとして公開されています。
大戦時には大規模な空爆を受けており、甚大な被害を受けたとのこと。
空爆を受けた範囲を図式したものがニュルンベルクのシティミュージアムHPにて公開されています。
wikipediaによると、“1835年12月8日にドイツ初の鉄道アドラー号がニュルンベルクとフュルトの間で運行を始めた。その後、19世紀に鉄道網が整備されるにつれ国際交通の結節点としての地位はより重要性を増していった”とのこと。
ニュルンベルク中央駅は、ドイツ鉄道のハブ駅の役割を担っており、多くのICE、ICおよびいくつかの急行列車の乗り継ぎ駅となっているそうです。
地下鉄のネットワーク。
中心市街地の構造
地形
ニュルンベルク中心市街地の地形は平たんではなく河川に向かって南北の市街地が傾斜しており、カイザーブルク(お城)がある北側に向かって少しきつめの上り坂となっています。
ペグニッツ川を折り目にして紙をすこしだけ折ったような印象でしょうか彡
城壁後に設けられた環状の遊歩道は先に述べたとおり。 明確な境界を形成しています。
画像に赤く示したものは歩行者専用道路のネットワークです。市内の広範囲にわたって密に整備されていることがわかります。
歩いた印象では以下の4つの通りが重要な役割を持っているよう思います。
駅と教会前広場をつなぐケーニッヒ通り(Königstr.)・・・軸の枠割
ケーニッヒ通りから派生する歩行者道路群・・・枝の役割
カロリーネン通り(Karolinenstr.) ブライテガッセ通り(Gasse) カイザー通り(Kaiserstr) Ludwigspl.等
図式化するとこんな感じでしょうか。
移動の起点となる駅から中央広場、カイザーブルクといった主要施設を縦軸でつなぎ、
そこから複数の枝が伸びている感じです。
余談ですがブライテガッセの下にあるとおりの形に注目するとゆるく曲がって楕円を描いています。
調べてみると古い市壁の後にできた通りのようです彡
不思議な交差点の形にも納得。
次回は中心市街地のデザインについて詳細にメモしたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿