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2012年11月18日日曜日

雑談の雑談 留学帰国報告会の資料

留学帰国報告会に使った資料の一部をアップロードしてみました。
前半は大学でのデザインプロジェクト、後半はこのブログでも取り上げてきたヨーロッパ旅行についてです。

報告会後の話のネタとして、ディスカッショントピックを最後に差し込んでみたものの、あまり触れられることなく終わってしまいました彡


 
 
 

 
 


 
 
 
 
 
 
 

2012年4月4日水曜日

ドイツ・デュッセルドルフについてのメモ 都市のデザイン編 その5


5. メディアンハーフェン 港湾沿いのビビットな景観
ライン川沿い遊歩道の先、テレビ塔周辺の再開発地区には奇抜な景観が形成されている(した写真はテレビ塔から南方向を撮影)。

フランクゲーリーによる波打つ建築、不整形な平面を持つガラス張りのシュタッドゲート(街の門)、カラフルなファサードを持つ高層建築、壁面にキャラクターのオブジェが張り付けられたもの、円弧をモチーフとした州議事堂等その表情は多彩。



ここでは整ったスカイラインや壁面のデザインの統一という良い景観の方程式とはことなる手法がとられているようだった。

この点で友人と議論。

壁面、スカイランの統一などは調和のとれた景観をつくる手法としてよく上がるものだが、それを統一したからと言って“いい景観”が作れるのかということ。

私はその場所に会った目標を定めたうえで、目標に合った手法を各々採るべきで、
“いい景観”かどうかは、その目標を達成しうる環境をつくれているかどうかではないかと主張してみた。

そういう意味では、衰退した港湾機能を見直し、情報を精力的に発信していくというメディアンハーフェン(情報の港)の目標と、奇抜な建築物が織成す景観はマッチしたものなのかもしれないと言ってみたが、結構意見が分かれそうな気もする。



ドイツ・デュッセルドルフについてのメモ 都市のデザイン編 その6


6. 街の記憶を取り戻すデザイン

河畔沿いの道路埋設に伴い、地下道から直接進入できる地下駐車場を計画したがその場所に旧港跡が見つかる。
歴史的記念物保護法により、旧港が再現され、その下に地下駐車場が作られたという。

水の循環が不十分でごみが溜まってしまう問題を抱えているが、街の記憶を見える形で再生しようという案が素直に受け入れられることに感銘を受ける。

都市の歴史を感じることができる空間は、市民のシビックプライドを高めるうえでも重要だと思うから。



参考資料
水島信著 「ドイツ流街づくり読本 ドイツの都市計画から日本の街づくりへ」 鹿島出版会




ドイツ・デュッセルドルフについてのメモ 都市のデザイン編 その7

2012年3月29日木曜日

スペイン・マドリードについてのメモ 都市のデザイン編 その1

河川沿いの新たな緑地

・地下化プロジェクトの始まり
市長がマドリードの街をどうすればよくなるかを市民にアイディアを公募してこの計画が立案された。マドリードのマンサナス川はそれまで高速道路によって市街地から切り離されており、市民から遠い存在となっていた。この問題を解決すべく、河川両側を走る高速道路を地下化し、上部に帯状の公園を整備した。
ランドスケープデザインはwest 8が手掛けた。

ヨーロッパNo.3を目指す都市 マドリッド 財団法人森記念財団
west 8 HP


before after
画像はgoogle earthの航空写真をもとにマンサナス川沿いの3点の変化を追ったもの。




2005年から大規模な変化が見て取れる。


航空写真で見ることができる2009331日の段階では植栽も未成熟だが、20123月に訪問した時には植栽も十分になされ、一般に公開されていた。


・橋のデザインによる美的要素の付加
まず、川にかけられる橋のデザインに目が行く。河川沿いの公園化に伴い、ユニークな歩道橋がいくつも整備されていた。

コンクリートの屋根が架けられているもの。もっさりした印象。


もっとも大きく奇抜なデザインの橋。


斜めに架かる橋。途中で分岐する。

既存の橋やシンプルな歩道橋も整備されている。橋が持つランドマークとしての重要性を感じた。


・水を感じさせるデザインの工夫
場所によっては河川との距離が大きく、水の存在を感じにくい場所もあるが、枯山水のような手法によって水を連想させるようなデザインが取りいれられている。



・若者を集める仕掛け
スケートボードの為のスペースや、ローラースケートの為の広場、芝生のグラウンドなどが整備されている。スポーツを楽しむ若者が集まり、賑わっていた。


・線形公園の使い方
散歩、ジョギング、サイクリングを楽しむ人々がとにかく多い。
小さな子供連れの家族は、遊歩道に沿って多数整備されている遊具を気が向いたら使うという感じ。


地盤には緩やかに起伏が設けられており、寝そべって日向ぼっこをする人や犬と遊ぶ人など自由に楽しんでいた。

公園に面しては集合住宅が密に並ぶ。高速道路がこれだけ充実した公園になったのだから、この住宅群の不動産的価値は劇的に変わったのではないだろうか。