2012年8月18日土曜日

四国・徳島についてのメモ 都市の構造編

国:日本
都市:徳島市
人口:264,548(2010.第19回国勢調査より)
面積:191.62km
参考資料
徳島市HP
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/jyoho_suisin/pdf/2010/2010_n01.pdf
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/index.html

・地形
江戸時代、徳島藩の城下町として発展。城は河川に囲まれたひょうたんのような島(下図の点線の範囲)に位置し、その周辺に城下町が広がっていった。
平坦な土地の中に眉山、城山等の山が点在する。

・水系
ひょうたん島の北には一級河川である吉野川が流れる。他にも細く複雑な河川、水路が市域を巡る。

・橋
河川が多いため市内には橋が多数みられる。

・鉄道
路線網はJRの鉄道路線のみ。自家用車による移動に頼る部分が多く、交通渋滞が慢性的な問題となっているという。
通過駅型の鉄道路線は高架化、地下化されていないので、中心市街地を分断する要素となっている。
また、先に述べた複雑な水路も地区を分断する要素となっているため、橋や踏切に車交通が集約され、交通渋滞が起こっているのではと感じた。



徳島市では水辺の空間を活かしたユニークな取組や、街を舞台に繰り広げられる徳島阿波踊り、マチアソビ等のイベントが盛んです。
今回は徳島阿波踊り期間中に訪問することができたので、都市のデザイン編で少しふれてみたいと思います。

日本・徳島についてのメモ 都市のデザイン編(作業中)

2012年8月4日土曜日

イギリス・マンチェスターについてのメモ 都市の構造編

国     :グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
都市 :マンチェスター
人口 :498,800 (2010 Mid-Year)
面積 :115.7k㎡ (11,565ha)

参考資料
Office for national statistics
http://www.ons.gov.uk/ons/rel/pop-estimate/population-estimates-for-uk--england-and-wales--scotland-and-northern-ireland/mid-2010-population-estimates/index.html
マンチェスター市HP
http://www.manchester.gov.uk/downloads/download/4220/corporate_research_and_intelligence_population_publications

・地形
中央の点線は中心市街地を囲む広幅員の車道を環状に結んだもの。
マンチェスターの古地図もみたが城壁の存在を示すものは見られなかった。
左側の点線で示した範囲はSalford Quaysと呼ばれる港湾地域で、マンチェスターの発展の基盤となった場所であるが、
近年ではメディア・文化施設を中心とした新しい街並みが形成されつつある。
・水系
Salford Quaysに繋がるErie basin、中心市街地の北に蛇行するIrwell川が目立つ。
市内には運河も多い。

・街路網 
グラスゴーやヘルシンキのような明確なグリッド状ではないものの、概ね直行街路網で構成される。

・緑地

・歩行者空間
中心市街地にはArndale Shopping CentreやHarvey Nichols等の大規模なデパートが多数立地し、その周辺に重点的に歩行者天国が整備されている。

・路線網
左は広域鉄道、右はメトロリンク(トラム?)の路線図。
広域交通の主要駅はピカデリー駅とヴィクトリア駅の二つ。
メトロリンクはトラムのように市内を走るが車高が高く、乗り場は高めに設計されいた。



イギリス・マンチェスターについてのメモ 都市のデザイン編(作業中)

ドイツ・マンハイムについてのメモ 都市の構造編

国     :ドイツ連邦共和国
州     :ヴァーデン・ヴェルテンベルク州
都市 :マンハイム
人口 :303 198(2011.12.31)
面積 :144.96k㎡

参考資料
マンハイム市HP
http://www.mannheim.de/stadt-gestalten/stadtgebiet-und-flaechennutzung
http://www.mannheim.de/stadt-gestalten/bevoelkerung

・地形
大きな起伏は見られない。

・水系
 ライン川とネッカー川の合流地点に市街地に広がる。

・街路網
正円の環状道路と碁盤状の街路網が特徴。街路網の骨格は17世紀初頭の都市建設図からも読み取れる。

参考資料
wikipedia (German)
http://de.wikipedia.org/wiki/Mannheim
Chronik Stadt Mannheim
http://www.merling.net/j15/index.php?option=com_content&view=article&id=47:stadt&catid=41:geschichte 

・緑地
中心市街地の東に位置するLuisen parkが目立つ。また、河川に沿って遊歩道と緑地が整備されている。
環状道路の4時方向に位置するFriedrichsplatzからは直線状のグリーンウェイ(Augustaanlage)が南東に延びる。

・歩行者空間
 環状道路内部にはKurpfal通りとHeidelberger通りを軸とした大規模な歩行者天国が整備されている。
Heidelberger通りの延長線上には前述したグリーンウェイ(Augsutaanlage)が延びる。

・路線網
左が広域交通、右がトラムの路線網。
環状道路内部のトラム路線はトランジットモールとして整備されている箇所もみられる。


ドイツ・マンハイムについてのメモ 都市のデザイン編(作業中)

スコットランド・グラスゴーについてのメモ 都市の構造編

国     :イギリス・スコットランド
都市 :グラスゴー
人口 :592,820(2010)  スコットランド最大の都市
面積 :176.4k㎡ (17,639ha)

参考資料
グラスゴー市HP

・地形
市内にはゆるい起伏があり、直線状の坂道が数多くみられる。
青い点線は中心市街地を囲む環状の道路をなぞったもので、城壁の跡をなぞったものではない。
glasgowの古地図を探してみたが城壁の存在を示すものは見つからなかった。


 ・水系
クライド川を軸に市街地が広がる。
黄色い点線で示した範囲は港湾機能が集約し、グラスゴーの発展の基盤となった地域だが、
近年ではメディア・文化施設を中心とした新しい街並みが形成されつつある。

・街路網
中心市街地ではグリッド状の街路網が特徴。その外側では起伏に合わせて所々曲がりくねった街路網も見られる。

・緑地
中心市街地の西側に位置するKelvingrove park と東側に位置するGlasgow greenが目立つ。

Kelvingrove parkではその起伏を活かした自然豊かな環境が形成されており、またグラスゴー大学や複数の博物館、美術館が近接していることから利用者も多い。
Glasgow greenは起伏は見られないものの、その平坦な地形に合った直線的な園路がデザインされている。中央には植物園が設けられている。

・歩行者専用道路
グラスゴーではグリッド状の街路網にSauchiehall通り、Buchanan通りを軸とした大規模な歩行者天国が整備さている。
その長さゆえに部分的に車交通と交錯する場所も見られたが、一方通行にすることで車線の幅の狭めたり、舗装を歩行者天国のものと合わせることで、歩行者空間の強い分断を防いでいた。

・路線網
左は遠距離交通、右は地下鉄の路線網。地下鉄はきれいな環状線になっているが、その中心は大学、文化施設が集まる西側に偏心していることが分かる。


イギリス・グラスゴーについてのメモ 都市のデザイン編(作業中)