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2012年11月24日土曜日

歩行者空間のシミュレーションに関するメモ1

こんばんは。いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は歩行者空間の性能を定量的に評価するためのシミュレーションソフトとその動画を集めてみました。

その他便利なツールをご存知の方、コメントで補足して頂けると幸いです。

・ArcGIS, Network Analyst

・Legion

・TSS, Aimsun


・Quadstone Paramics, Pedestrian Module

・Quadstone Paramics, Urban Analytic Framework

・PTV, VISSIM



-参考資料-
図解ArcGIS part1 part2, 

2012年9月3日月曜日

四国・徳島についてのメモ 都市のデザイン編 その1

1. 水辺のデザイン -ボードウォークと水際公園-

・しんまちボードウォークの概要
新町川南側でしんまちボードウォークを整備することを目的として、東船場地区の10商店街が協力して「東船場商店街振興組合」が立ち上げられた。
河川沿いの県営駐車場として使われていた場所に、しんまちボードウォークの整備を計画。
中小企業高度化資金、国、県、市の補助金を受け、1995年8月から建設に着手、1996年2月に完成させた。
1998年には遊歩道両端に公園も整備された。

しんまちボードウォークの全長は287m、両端の公園を入れると344mにもなる。遊歩道の幅は6~7m程度で、街路等、ベンチ、パラソルなどが設置されている。
 

・新町川水際公園の概要
1989年、市政100周年を記念して新町川北岸に「新町川水際公園」が整備された。
1993年には市が「ひょうたん島・水と緑のネットワーク構想」を策定し、親水広場の整備、護岸の親水化、橋の修景が行われたという。

水際公園はレベル差の異なる二つの遊歩道から構成される。レベル差の違いを活かして階段状の広場を多数整備していた。
また、遊歩道上段にも浅い池等の親しみやすい水辺がデザインされている。

護岸は石積みを模したテクスチャが貼られている。場所によってテクスチャのパターンも異なる。
 
 





・水際で展開されるイベント
-パラソルショップ-
ボードをウォークに設置されているパラソルを仮設店舗として貸し出す取り組みを行っている。

-ボードウォークカウントダウン-
大晦日にボードウォーク及び両端の公園でカウントダウンイベントを開催している。

-とくしまマルシェ-
徳島県産のこだわりの食材をパラソルショップで販売している。
毎月最終日曜日のみ開催。

-ひょうたん島クルージング-
水際公園では「NPO法人 新町川を守る会」が運行するひょうたん島クルーズの船着き場が整備されており、楽しげな雰囲気を醸していた。


ハードの整備と合わせて、イベントやクルーズなどソフトの取り組みを行うことで、水辺に様々なアクティビティを創出している点は興味深い。

参考資料
事例番号 123 川を活かしたまち再生(徳島県徳島市・新町地区)
とくしまマルシェHP

2012年7月25日水曜日

フィンランド・ヘルシンキについてのメモ 都市のデザイン編 その1


1. グリッド状の街路網と歩行者天国
ヘルシンキの中心市街地はグリッド状の街路網で構成されている。
19世紀初頭から計画的に建設されたことに由来するが、
複雑な街路網をもつ中世都市の街並みとは異なる雰囲気が漂う。

グリッド状の街路網というと無機質で均質、悪く言うと殺風景なイメージを描いてしまいがちだが、19世紀に計画された新市街地計画にはグリッド状の街路網を持つものが多く、プロムナードや美しい公園、グリッドを斜めに貫く通り、通りと一体的に整備された建築群によって豊かな街並みが形成されていることも多い。

ヘルシンキでは斜面や隆起した岩盤、複雑な海岸線等、地形的な要素が加わることで、より多様な外部空間が形成されていた。
・街路網の概要
街路網の構成を見てみるとマンネルヘイミン通りを境にして異なる軸方向を持つグリッド街路網が隣接していることが分かる。

東側ではほぼ東西南北に軸線が向く。アレクサンテリン通りと線形のエスプラナーデ公園沿いには公共交通、各種ショップ、金融機関等が集まり、主要な横軸として機能していた。明確な軸線によって市街地から水辺へのビスタを確保している点は興味深い。

また、ウニオン通り沿いにはヘルシンキ大学、ヘルシンキ大聖堂、Senate広場等、重要な施設が連なる。
エラインタルハン湾によって市街地が南北に分断されているが、ウニオン通りは両者を繋ぐリンクでもあり、重要な縦軸である。

西側のグリッドは東側に対して35度程度傾いた軸線を持つ。Salomon通り沿いには幾つかの広場が連なり東側のそれとは異なる歩行空間を形成している。
特に、ゆるい傾斜を活かした通りのデザインは興味深い。

公共交通としてトラムの路線が密に整備されおり、トランジットモールも見られる。
スイッチバック式の鉄道駅舎は市街地に杭を刺すような形になっており、市街地を強く分断している。
しかし、両脇をトゥーロン湾とエラインタルハン湾、植物園や公園によりカバーされており、路線沿い特有の殺伐とした印象は薄い。

・歩行者天国
前述したとおり、ヘルシンキのグリッド状の街路網の一部は歩行者天国、トランジットモールとして整備されている。各通りは建築、舗装、植栽、傾斜によって多様な景観が形成されている。
エスプラナーデ公園やSenate広場、水辺の広場等が歩行者天国に接続することで人の溜りができやすい空間が付加されている。







フィンランド・ヘルシンキについてのメモ 都市のデザイン編 その3


 3. 傾斜を活かしたデザイン
 ヘルシンキでは傾斜の多い地形に合わせて段差を多用したデザインが散見される。
 サロモン通りでは階段、スロープ、植栽により公園のような街路空間がデザインされている。
 
 

 斜面に水平な面を挿入し、カフェスペースとして活用している。



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2012年7月12日木曜日

スウェーデン・ストックホルムについてのメモ 都市のデザイン編 その2


2.新市街と旧市街を貫く歩行者空間の軸

ストックホルムではグリッド状の街路網の一部に歩行者天国を整備している。
Drottningg通りはストックホルムの歩行者空間の軸のような通りで、比較的新しいNorrmalm地区と中世都市の面影を残すGamrastan地区を直線状に繋いでいる。


Drottningg通りの歩行者天国の区間は約900m。ゆるい傾斜があり、遠近感を強く感じる。
複数の街区をまたいでいるため、歩行者天国と車道が交錯する場所が生じているが、車道の幅員は広すぎず、強く分断されている印象は受けなかった。
 

通りの植栽や舗装にも様々な工夫がみられる。
 
前述したとおり、Drottningg通りは比較的新しい街並みが広がるNorrmalm地区と中世都市としての骨格を残すGamlastan地区を貫く形となっているため、両者の対比を一続きのシークエンスの中で体感することができる。

Drottningg通りから派生するように複数の歩行者専用道路や広場が連なっていた。
 
Gamlastan地区の歩行空間。幅員、D/H、建築等、比較してみると面白い。