2011年12月12日月曜日

ドイツ・アウクスブルクについてのメモ 都市のデザイン偏 その1

アウクスブルクのように、鉄道駅と中心市街地が離れている街では両者をつなぐ通りのデザインが重要になると思います。

バンホッフ通りは鉄道駅と中心市街地を結ぶ重要な軸であり、トラムの路線と組み合わせたテクニカルなデザインがされていたのでメモしてみます。

まずバンホッフ通りの位置を確認彡鉄道駅かと中心市街地の歩行者天国を結ぶ約400m程の最短経路となっています。


一部はトラムのループ線によってトランジットモール化されています。これによって通過交通を排除しているようです。
より詳細を見るとこんな感じ。

バンホッフ通りの両側には歩道が整備されていますが、横断歩道の位置、ループ線による歩道の分断によって、片側(図でいうと上側)の歩道に歩行者が集約されていました。

これは実際に写真で見てみるとわかりやすいと思います。

まず、駅前の広場彡左側の建物が駅舎です。

一部トランジット化されたバンホッフ通り彡奥に見えるのは駅舎です。

右側に集約される歩行動線。

夜でも一緒彡不思議と右側に歩行者が偏る。

通りをすべて歩行者専用道路にしてしまうと通り沿いの建物アクセスに難を生じる場合もあるでしょうが、
バンホッフ通りのように一部だけ車交通を止めるだけでも歩行者にとってストレスが少ない通りとすることができるのかなと思いました

また、歩行者を片側の歩道に集約するデザインは
限られた資金で、歩道の舗装や街灯、植栽などの整備を行う際に、資金を片側に集約して費用対効果を高めることができるという点でいいのではないかと思いました彡


次は旧市街地における歩行者専用道路のネットワークについてメモしてみます彡


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