2012年4月4日水曜日

ドイツ・デュッセルドルフについてのメモ 都市のデザイン編 その4


4. 車道の地下化に伴う広場と歩行空間のデザイン


近年、港や河川沿いの空間を、人間主体の都市空間として再生する事例がみられる(バルセロナマドリード)。


デュッセルドルフのライン川沿いに整備された公園も、広幅員の車道を地下化して地上を人の空間として再生した事例として有名。
計画のキッカケは機能の無くなっていた港の埋立地に州議事堂が建設されたことだという。


当時議事堂の建設地は河川沿いの道路によって市街地から孤立していたため、道路の地下化による両者の接続が行われ、同時に河畔の様々な計画が行われた。

 今回は地下化された道路のディティールについて注視した。
北側の地下道の入り口はスロープ状に下っており、車道が広場から見えないようにするための壁が設けられている。

地下道の屋根にあたる公園の地盤面を傾斜させることで車道に対する広場からの視線をさり気なく逸らしている。


地下道の南端側の入り口上部にはシュタッドゲート(街の門)と呼ばれるガラス張りの建築が設けられている。

名前の通り、その地下は車道の入り口であるし、その後ろに整備されているメディアンハーフェンや新しい街並みへの入り口でもあり、そのボリュームも門を連想させるヴォイド空間を有している。
建物の裏側には地下道に通じる広幅員の車道があるが、広場側から見ると地下道の存在を感じることはない(写真下は建物裏の地下道への入り口)。

車道を地下化することでその上部に魅力的な空間をつくろうというプロジェクトはこれまでも数か所(シュトットガルトパリ等)見たが、地下道入口のデザインの違いでその印象がかなり変わっているように感じた。


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