6.景観の単調さを抑える工夫
ハーフェンシティではレンガや鉄の素材を基調としながらもユニークなファサードを持つ建物が多数建設されていた。
ゆがむ壁面をもつ建物。レンガを少しずつずらしながら配置していた。
垂直でない壁面、ランダムな開口部を持つ建物。
上階が遊歩道に飛び出す建物はとても多かった。
プレキャストコンクリートを用いた曲面をもつバルコニー。
ユニリーバのオフィスビルでは通常の壁面の上にETFを用いたファサードが重ねられている。
圧縮と引っ張りによる凹凸が特徴的な表情を作っていた。
隣接する建物もすべてデザインが異なる。
水辺に対して上階のボリュームが張り出す。
張り出したボリュームの下は遊歩道になっている。洪水時の対策として、建物の壁面は防水壁がも用いられており少し寂しい遊歩道になっているが、桟橋と船の存在により楽しげな空間が付加されている。
ランドマークの役割を果たす高層の建物にもレンガの素材が使われている。
デュッセルドルフ、ケルンでも河川沿いの再開発事例を見たが、建築のボリュームやファサードに特徴を持たせ、既存の市街地と全く異なる楽しげな街並みを作る手法は共通しているのかもしれない。
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