2012年4月24日火曜日

ドイツ・ブレーメンについてのメモ 都市のデザイン編 その3

・細い街路のポテンシャル


ブレーメンの旧市街地内部は中世都市の複雑な街路網を歩行者専用道路とすることで可愛らしく賑やかな通りを多数有している。中でも、アルターホッフ、ベットヒャー通り周辺は建物のテクスチャーやボリューム等によって特有の空間となっている。



・可愛すぎるアルターホッフ
アルターホッフはこれまで見たドイツの都市と比べても格段に街路が狭く、建物が可愛らしく、親しみのもてる空間だった。 
 ハイセンスな空間があるわけではないが、人の生活や店主の個性が溢れ出した街路は見ていて楽しい。

  

・パサージュ
鉄とガラスの屋根が架けられたパサージュは高級感のある空間となっていた。

興味深いのは、パサージュのガラス屋根のデザインが広場まで延長され、両者の繋がりを強調していること。

 異なる歩行空間を関係づけるデザインとして面白いなと感じた。



・ベットヒャー通り
ベットヒャー通りはコーヒー商人のロゼリウスが中世の街並みを再現しようと作った通り。
レンガ造の建物に挟まれた空間は細く直線ではない。


両脇の建物の壁面はレンガの組み方や石像によって様々な表情が作られている。

この通りに中世の面影化再現されているかどうかは定かではないが、レンガ造による曲面の壁面と植物や石像が織成す空間は歩いていて面白い。




日曜日に訪れたため殆ど店は閉じていたが、街歩きを楽しむ人の流れは多かった。

参考資料
「地球の歩き方 ドイツ」 ダイヤモンド社

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