2012年7月12日木曜日

スウェーデン・ストックホルムについてのメモ 都市のデザイン編 その6


6.岩場の公園

ストックホルム市内には岩場の多い地形を利用した公園が点在する。
危険な場所として人を締め出すのではなく、自然を体感できる場所として開いている姿勢に日本との違いを感じる。

 




公園整備のいきさつを簡単にまとめたプレートを見つけたので撮影。

1850年以降、産業革命による人口増に伴い、労働者居住地の過密問題が発生。

住環境の改善を図るべく、ストックホルム市の市街地規制が始まるが、
その中でも公園の整備は住環境改善に貢献するものとして重要な役割を果たしたという。

特に岩場の多い地形に公園を作ることで、街中により自然に近い環境を作り、市内への眺望景観を確保することが推奨されたという記述は興味深い。


 
 


 
日本の公共空間では危険・或いは問題を起こす可能性のある要素を規制・禁止することで事故を事前に防ごうという姿勢が見える。

規制により問題をある程度予防しようとする姿勢は否定できるものではないが、過度な規制により本来持つべき豊かさが失われている点も大きな問題だと感じた。





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