2012年1月6日金曜日

ドイツ・カールスルーエのメモ 都市の構造編彡


先日旅行したカールスルーエについてメモしました彡
まずは都市の概要と都市の構造偏から。




・概要

州:         バーデン=ヴェルテンベルク州
人口:       283,048 (2010.12.20)
市域面積:  173,46k
行政区:     27
産業:        石油産業、情報産業、エレクトロニクス産業、自動車関連産業 等。
大学:        カールスルーエ大学(ドイツ九大エリート大学の一つ) (http://www.kit.edu/index.php)

1715年に建設された比較的新しい都市。カールスルーエはカール公爵の安らぎの場所という意味。
城館をから延びる放射状道路網が特徴。城館を中心に家臣団住居,市民建築を順に配置された。
街の西側にはライン川に沿った石油産業を中心としたコンビナートがある。
ドイツ鉄道(日本のJRにあたる)の車両Sバーンが別会社の運営するトラムの車線を走る「カールスルーエモデル」で有名。
街中には多くのトランジットモール(車を排除し、公共交通と歩行者が同じ空間を共有する通り)が存在する。


カールスルーエ市HP
カールスルーエ市の概要
カールスルーエ
ユニバーサルデザイン.jp




・街路網

図に示した青い円は城館を中心とした2つの環状道路。
城館から延びる放射状(実は扇形)の街路網が特徴。北側の街路は飾りに近く実際は森の中の小道に過ぎないものもある。
街の目抜き通りであるカイザー通りは、扇方の通りを東西に貫く。(西端はライン川沿いの工業地帯)



・緑地


駅の目の前には動物園が広がる。宮殿の北側には森が広がる。



・地形・水系
市街地の西側にライン川が流れる。
ライン川から運河を渡し工業地帯を形成している。
市街地内では目立った起伏は見られない。


・路線網

 

左上からトラム路線図、Sバーン路線図、広域鉄道路線図。下は全部をまとめて表示したもの。

トラム、Sバーン、広域鉄道の路線がある。中心市街地のトランジットモールではカールスルーエモデルと呼ばれる運営方式がとられており、トラム、Sバーンが同一路線上を運行する。
Sバーンを利用しても乗り換えなしで中心市街地にアクセスできるため利便性が高い。
宮殿内には季節限定のミニ路線が存在する。




・歩行者専用道路


中央駅から中心市街地まで歩行者専用道路があるわけではない。

トランジットモール化されたカイザー通りがメインストリート。この軸から派生するように複数の歩行者専用道路が伸びる。(一部は駐輪場に専念)

城館、その周縁の建物への歩行空間は環状道路の車交通によって分断されている。
これらの建物には買回り品店などがあまり入っていないため、人の流れが中心点向かって集約するような光景には出会なかった。





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