今回はTUMの製図室について。
TUMはいくつかのキャンパスを持っていますが建築学科はその中でも中心部に近い、通称メインキャンパスを本拠地にしています。地下鉄の駅でいうとTheresienstraßeが最寄駅です。
製図室・模型室は建物の地下に広がっており、主にコンピュータールーム、模型室(専門の機械が置かれた小部屋が付属)からなります。
これがコンピュータールームの写真彡
写真が微妙ですが右側に同様のスペースがもう一つくっついています。
驚いたのがプロッターの数とクウォリティー。
この部屋だけで6台のプロッターと2代の複合機があります。
料金はかかりますがプリントショップよりも割安です。
いくつかのプロッターはA0対応です彡(上)
次は模型室彡
地下ですが天井のガラス窓により明るいです。
また、大型の機械も多いことから模型室専属のおじさんもおり、比較的きれいな環境が保たれています。
素晴らしいのが、レーザーカッターの設備。
4台のレーザーカッターが置かれており、16分2€で使用することができます。
ほとんどの学生がこの機材を利用しており、複雑な形状や手間のかかるテクステャの表現もさらさらとこなしていました。
レーザーカッターがあることで(少なくとも私の受講しているプロジェクトでは)提出物に要求されるレベルが上がっているように感じました。だって細かいディティールまで簡単に作れてしまうんだもの。。
また、木工模型を作る設備も充実。大型の切断機、研磨機があり、学生は無料で自由に使うことができます(写真下)。
なのでこちらの学生はボリューム模型まで木で作ってる人もいます。
これは1/100くらいのボリューム模型。
スケールはわかりませんがより広域なものも。
ヨーロッパの学生はスチノリを使わない、カッターは60度の大型のものを使う、という噂を聞いていましたが本当でした。確かに、レーザーカッターでカットした部材や木のボリューム模型にはそれが適しているのだと納得彡
このような機材を利用して作成した私の模型がこれ彡
簡単に言うとミラノに実在する建築を詳細に1/50模型で再現するというもの彡
作成に要した時間は5日(10H/day)くらい。
はたしてその講評は以下に。。
詳細はミラノ・リサーチプロジェクトの講評会にて彡
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