2012年5月4日金曜日

イギリス・ロンドンについてのメモ 都市のデザイン編 その4

ミレニアムビレッジ系


1. グリーニッチ・ミレニアムビレッジの建築
グリーニッチ・ミレニアムビレッジはロンドンシティの東、ドックランズの対岸に位置する。

 建築は明るい色調が積極的に用いられている。ボリューム、ファサードも多様。
木材を多用している点が印象的だった。
 


戸建て住宅も設けられている。
 
 施工が良くない部分も散見された。

2. グリーニッチ・ミレニアムビレッジの公園・緑地
地区内の車交通は場所によってバンプ、ゲートを設けることで通過交通が起こりにくい工夫がなされている。
舗装も工夫されており、カラフルな建物と合わせて通り自体が線形の公園のような雰囲気を演出している。


地区内には池・水路があり植栽も多様、水鳥が多い。


自然に近い水辺の緑地、公園、住宅地が連なる 。

 
3. グリーンウェイによる他地区との接続
O2アリーナ、DRL駅、バスステーションがあるノース・グリーニッチ駅周辺とミレニアム・ビレッジはバス路線・線形の緑地によって連結されている。

両地区間にはバス専用道路が設けられている。また、複数のバス路線を一定区間集約することで、一定区間の運行本数を高くしていた。
 

線形の緑地も厚みがあり、植栽、ベンチ等を含めて人が留まる空間がデザインされている。

ミレニアムビレッジ以東のテムズ川沿いにも遊歩道が整備されている(下は川沿いのパネルを
撮影)。

 遊歩道を東に進むほど住宅の割合は減り、一部は工業地域と交錯する。


更に歩くとテムズバリアにたどり着く。
テムズバリアは河川の洪水を防ぐ可動洪水障壁。シンボリックな形態を活かして遊歩道の目的点として活用していた。


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