2012年7月12日木曜日

スウェーデン・ストックホルムについてのメモ 都市のデザイン編 その2


2.新市街と旧市街を貫く歩行者空間の軸

ストックホルムではグリッド状の街路網の一部に歩行者天国を整備している。
Drottningg通りはストックホルムの歩行者空間の軸のような通りで、比較的新しいNorrmalm地区と中世都市の面影を残すGamrastan地区を直線状に繋いでいる。


Drottningg通りの歩行者天国の区間は約900m。ゆるい傾斜があり、遠近感を強く感じる。
複数の街区をまたいでいるため、歩行者天国と車道が交錯する場所が生じているが、車道の幅員は広すぎず、強く分断されている印象は受けなかった。
 

通りの植栽や舗装にも様々な工夫がみられる。
 
前述したとおり、Drottningg通りは比較的新しい街並みが広がるNorrmalm地区と中世都市としての骨格を残すGamlastan地区を貫く形となっているため、両者の対比を一続きのシークエンスの中で体感することができる。

Drottningg通りから派生するように複数の歩行者専用道路や広場が連なっていた。
 
Gamlastan地区の歩行空間。幅員、D/H、建築等、比較してみると面白い。
 


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